チャンピオンのパーカーほど、子供の頃からずっと着続けている定番アイテムは他にないかもしれません。
なかでもわたしの場合、必ず一枚持っていないと落ち着かないのが「無地グレーのプルオーバーパーカー」なんです。
今回は、チャンピオンのパーカーの種類や、プルオーバーパーカーを使ったメンズコーデやサイズ感なんかをレビューしていきます。
- チャンピオンのプルオーバーパーカーのメンズコーデが見たい
- チャンピオンのプルオーバーパーカー「XL」のサイズ感が知りたい
- チャンピオンの赤タグ、青タグ、トリコタグの違いは?
チャンピオン(Champion)とは
チャンピオンは、1919年にアメリカのニューヨークで創業された100年以上の歴史をもつスポーツブランドです。
もとはニットメーカーだったのですが、屋外労働者の防寒着をつくったところ、それが米軍の運動着として採用されて、いまのスウェットシャツが誕生することになります。
その後、1924年にミシガン大学がスウェットシャツを生協で販売したところ、大ヒットを生み、多くの大学生に愛されました。
現在、チャンピオンのスウェットはコアなファンを生み、希少な古着などがヴィンテージとして高値で取引されています。
リバースウィーブとは
チャンピオンを語るうえで切っても切れないのがリバースウィーブです。
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リバースウィーブは、1934年にチャンピオンが開発した製法で、一言でいうと「縮みにくい」コットン生地のことです。
通常、縦織りの生地を横に織ることによって、洗濯後に着丈が縮んでしまうという問題をリバースウィーブによって解決したのです。
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このように「縦と横を逆に使用する」ことから「リバースウィーブ(Reverse Weave)」と呼ばれ、1934年にチャンピオンが特許を取得しています。
さらに両脇には、凹凸のないフラットシーマ縫製でリブを施し、横にも縦にも縮みにくい長く着られるスウェットが誕生しました。
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チャンピオンのコラボパーカー
チャンピオンのなかでもパーカーは、一枚でコーデの主役になるうえ、着まわしがしやすいアイテムです。
そんなわけで、ビームス、ナノユニバース、フリークスストアなど人気セレクトショップやブランドからのコラボオファーが絶えません。

ビッグロゴ、総柄などのロゴ変化系、ハイネック、ボタンネックなどデザイン変化系、ボアやフリークスなどの異素材系など、毎シーズン楽しませてくれますね。
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チャンピオンの偽物
注意しなければならいのは、最近増えているチャンピオンの偽物です。
特にシュプリームやロンハーマンなど有名ブランドとコラボした高額アイテムに多いのですが、価格があがればどうしても偽物が増えてしまうので、注意するほかありません。
そのため、チャンピオンの偽物の特徴を理解したうえで、メルカリやヤフオクで出回る怪しいアイテムは買わないようにしましょう。
チャンピオンの偽物の特徴
- 縫製が粗い(袖付け、品質表示タグなど)
- サイズがフリーサイズ表示
- 品質表示タグに、ゴールドウインかヘインズブランズジャパンの記載がない
日本では1975年にゴールドウインがライセンス契約、16年3月には契約元のヘインズブランズジャパンに事業譲渡しているので、本物の品質表示タグにはどちらかの表示があります。
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また、ライトオンや、シーンズメイト、しまむらなど格安量販店にあるチャンピオンが偽物かどうかという話がありますが、これは偽物ではありません。
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これらは各量販店がオリジナルラインとは異なるデザインで、チャンピオンとライセンス契約してつくっている別注品です。
チャンピオン パーカーの種類
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https://www.championusa.jp/museum/tag/
オリジナルのチャンピオンのパーカーは、首元にあるタグのカラーによって種類分けすることができます。
タグの種類は、1970~80年代に生産された「赤」「青」「緑」「金(黄)」「黒」と、1980年代以降の「トリコ(赤、青、白の3色)」と大きく6種類です。
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https://jamtrading.jp/blog/mens/2018/10/09/15445/
「赤タグ」と「青タグ」は定番品で、最近も復刻されたりしていますが、小さいサイズに多い「緑タグ」、大きいサイズに多い「金(黄)タグ」、さらに超レアの「黒タグ」は、古着屋でもあまりお目にかかれません。
細かくいうと年代などによってもっと細分化されるのですが、ここでは主流の「赤タグ」「青タグ」「トリコタグ」のパーカーについて特徴と違いを説明していきます。
チャンピオン「赤タグ」
別名「赤単タグ」とも呼ばれ、首元のタグがホワイトの背景に赤一色でプリントされた最も歴史あるオリジナルパーカーです。
価格はちょっと高いのですが、MADE IN USA、洗いのかかっていないヘビー生地、着丈は短め、身幅が大きく、袖が長いという当時のサイジングからなる「これぞチャンピオン」という一着。
赤タグの特徴
- メイドインUSA
- ドライで固めの肉厚生地(12.5オンス)
- ゆったりとしたサイズ感(着丈は短めで、身幅と袖丈が長い)
- 丸紐
- 裏起毛
- 価格は、15,000~18,000円
チャンピオン「青タグ」
別名「青単タグ」とも呼ばれ、首元のタグがホワイトの背景に青一色でプリントされた赤タグの進化パーカーです。
赤タグに比べ、価格は安く、ガーメントウォッシュという洗い加工が施されたソフトな生地感、袖丈や着丈もアジアンフィットにサイズ調整された一着。
青タグの特徴
- メイドインCHINA
- 洗いがかかったソフトな生地(11.5オンス)
- ほどよくゆったりしたサイズ感(着丈と袖丈を適正化)
- 丸紐
- 裏起毛
- 価格は9,000~11,000円
チャンピオン「トリコタグ」
首元のタグがホワイトの背景に赤青でプリントされたトリコロールカラーの現行オリジナルモデルのパーカーです。
赤タグと青タグを現代にアップデートし、より日常使いに適したライトな生地感と野暮ったくなりすぎないサイズにモディファイされた一着。
トリコタグの特徴
- メイドインCHINA
- 柔らかく軽い生地感(10.5オンス)
- 現代的なサイズ感(着丈が長め)
- 平紐
- 裏起毛or起毛なし
- 価格は9,000~11,000円
チャンピオン プルオーバーパーカーのレビュー
わたしが着ているのは、現行オリジナルモデルのトリコタグ「リバースウィーブ プルオーバー スウェットパーカー」で、フードの平紐はとって着ています。
では、デザインのディテールや、デイリーに着られる着心地のよさなどをレビューしていきます。
超シンプルな無地デザイン
左袖にワンポイントロゴがあるだけで、それ以外は無地というなんともシンプルなデザインです。
なんの変哲もない無地ボディなのに高級感が漂うのはさすがチャンピオンといったところでしょうか。
リバースウィーブの肉厚ボディ
そのチャンピオンの雰囲気を支えるのは、間違いなくリバースウィーブの肉厚ボディです。
10.5オンスという生地は、高級感と耐久性をもちながらモコモコしすぎないので、日常着にぴったりの厚さだと感じています。
着ていてストレスがない
両脇のサイドリブは伸縮性だけでなく、肌馴染みがよいのですが、これはフラットシーマという4本針で凹凸がでないよう平らに縫われているからです。


くわえて、アームホールはほどよく太く、肩の可動域が十分にとれるので動きやすさも抜群と、デイリーウェアにピッタリなんです。

オーセンティックなディテール
そのほか、昔ながらのこだわりのディテールも見逃せません。
肉厚のフード

フードは、華奢なつくりではなくしっかり肉厚なので、立ち上がりのよい設計になっています。
実際にかぶってもサマになると思います。
長めの袖リブ

長めのリブは防寒のためですが、最近のパーカーにはない古き良き匂いを感じることができます。
わたしの場合はリブが長いので折って着ていますが、そんなところも気に入っています。
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大きめのカンガルーポケット

最近よく見るお飾りのカンガルーポケットではなく、しっかりと手を入れられるサイズ感のポケットが配置されています。
高い縫製技術
例えば、ボディとサイドリブは4本針で接合されていますが、アームホールの縫製は2本針のダブルステッチと、それぞれ丁寧に行われています。

いずれも、体にストレスを与えないことと、長く着ることのできる強度を保つために編み出された昔ながらの縫製技術です。
チャンピオン パーカー(メンズXLサイズ)のサイズ感
トップスは大きいサイズを選ぶのがトレンドですが、そもそも日本規格であるトリコタグのチャンピオンのパーカーはそこまで大きくつくられていません。
そのため、身長172cm、体重63kgのわたしでもXLを着ていますが、こんな感じで腰骨が隠れるくらいのサイズ感です。
正面からのサイズ感
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横からのサイズ感
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後ろからのサイズ感
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普段のサイズよりも、ワンサイズからツーサイズアップしても違和感はないと思うので、ちょっとオーバーサイズに着こなすつもりでサイズを選ぶのがおすすめです。
チャンピオン プルオーバーパーカーのメンズコーデ
チャンピオンのプルオーバーパーカーは、無地単色なのでアウターでもインナーでも、だいたいどんなコーデにも使いやすいです。
個人的にはコンパクトなボトムを合わせて、クリーンに着こなすのが好きなので、そんな感じのコーデを紹介していこうと思います。
チャンピオン プルオーバーパーカー × カーゴパンツのコーデ
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チャンピオン プルオーバーパーカー × ボアフリースジャケットのコーデ
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チャンピオン プルオーバーパーカー × チノパンのコーデ
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チャンピオン プルオーバーパーカー × ダウンベストのコーデ
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チャンピオン プルオーバーパーカー × ステンカラーコートのコーデ
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トリコタグ
赤タグ
青タグ
チャンピオン パーカーのレビューまとめ
- 赤タグは初期モデル、青タグは赤タグのアップデートモデル、トリコタグは現行モデル
- チャンピオンのパーカーは、どんなコーデにもハマるマスターピース
- チャンピオンは、XLサイズでも大きすぎないのでサイズアップして選ぶのがおすすめ



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