こんちにちは、ピース(@Peace__Blog)です。
ホワイト企業で働くなんて、夢のまた夢と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
実際、Fラン大学卒でブラック企業に新卒入社したわたしでも、現在はホワイト500に選ばれる一部上場の超ホワイト企業で働くことができています。
とはいえ、運よくホワイト企業に出会えるわけもなく、ホワイト企業を見つけたあとの転職活動にもコツがあるわけです。
今回は、ホワイト企業に転職したい人向けに、その特徴や見分け方、わたし自身の転職活動の進め方などを紹介していこうと思います。
- ホワイト企業の見つけ方、見分け方が知りたい
- ホワイト企業に転職するまでの手順と方法が知りたい
- Fラン大学卒でもホワイト企業に転職できる?
ブラック企業からホワイト企業に転職したわたしの事例
まず、わたしのスペックは文系のFラン大学卒で、特に資格や語学力があるわけでもない普通のアラサーサラリーマンです。
そんなわたしは大学卒業後、当時志望していた大手百貨店に新卒入社するも、そこがブラック企業だったことに驚きました。
百貨店では5年近く働きましたが、耐えきれなくなってファッション系のEC企業に転職し、その後一部上場の総合EC企業に再転職して、現在に至ります。
わたしの職歴
- 1社目:百貨店(ブラック企業)
- 2社目:ファッションEC(けっこう激務)
- 3社目:総合EC(超ホワイト企業)

1社目の百貨店と、3社目の現職ではあまりに環境や待遇が違うので、その差をザっと比較してみるとこんな感じになります。
1社目の百貨店と、3社目の現職の待遇比較
1社目:百貨店 | 3社目:現職 | |
---|---|---|
平均年収(公表値) | 550万 | 780万 |
残業時間(月) | 65h(サービス残業20h含) | 10h(サービス残業なし) |
休日出勤 | あり | なし |
有給 | 5年で2日消化(インフルエンザで) | すべて消化 |
働き方 | 出社 | フレックス、テレワークOK |
副業 | NG | OK |
職場の雰囲気 | 怒号が飛び交う | 静かで穏やか |
飲み会 | 週1~2(強制参加) | 年1回(自由参加) |
今考えてもあまりに差が大きいと感じますが、ホワイト企業のほうが働きやすいことはいうまでもありません。
ホワイト企業とは
そもそもホワイト企業とは、ブラック企業の対義語なわけですが、一言でいうと「働きやすい会社」のことです。
また、ホワイト企業は大手企業だけと思われがちですが、中小企業にもたくさんあります。
ホワイト企業認定
ホワイト企業のなかには、国が認定したホワイト企業マークをもっている企業もあります。
会社HPにこれらのマークがついている企業は、それぞれの分野で国から認めれているホワイト企業ということなのです。
ホワイト企業認定一覧
- 安全衛生優良企業認定 ホワイトマーク
- 健康経営優良法人 大規模 ホワイト500認定
- 健康経営優良法人 中小規模 認定
- ユースエール認定
- くるみん認定
- えるぼし認定
ホワイト企業マークの最高峰(厚生労働省)
健康経営をリードする大規模法人(経済産業省)
従業員の健康と働き方に配慮した中小企業(経済産業省)
若者が働きやすく成長できる企業(厚生労働省)
子育てサポート企業(厚生労働省)
女性が活躍できる企業(厚生労働省)
厳しい審査をクリアし、これらの認定を受けた企業は間違いなくホワイト企業といえるでしょう。
ホワイト企業の特徴
とはいえ、世の中には認証申請を出していない企業のほうがはるかに多いので、ホワイト企業の特徴を知っておく必要があります。
こんな特徴をもつ企業がホワイト企業としての目安になるのではないでしょうか。
ホワイト企業の特徴
- 休日数が多い(年間120日以上)
- 残業時間が少ない(月平均15時間以内)
- 有給取得率が高い(平均取得率60%以上)
- 給料が比較的高い(平均年収700万円以上)
- 働き方が多様(フレックスタイム、テレワーク)
- 女性が活躍している(女性管理職の割合が30%以上)
- ダイバーシティを推進(障害者雇用、外国人雇用など)
- 福利厚生が充実(家賃補助、介護支援、育児支援など)
- コンプライアンスに厳しい(パワハラ、セクハラなど)
ホワイト企業は、外資系のような超高水準の給与体系でないことも多いですが、決して給料は低くなく、ワークライフバランスがとりやすいことが特徴です。
ホワイト企業で働くデメリット
ただし、ホワイト企業にもデメリットがあり、こんな危険をはらんでいる可能性があります。
ホワイト企業のデメリット
- 古い考え方(居心地がよいので平均年齢が高い)
- ガツガツ働きいにくい(労働時間が制限される)
- 成果報酬型ではない(年功序列の給与体系)
- モチベーションが下がる(現状維持的な考え方)
つまり、ホワイト企業といっても向き不向きがあるということは事前に知っておく必要があるのです。
とはいえ、結局は自分の行動の仕方や、気持ちの持ちようなので、ホワイトな環境のなかでしっかりと成果を出すのが理想のかたちといえるでしょう。
ホワイト企業の見つけ方
国が認定したホワイト企業はわかりやすいのですが、それ以外にどうやってホワイト企業を見つければいいかというと、こんな手順で探してみると確実性が高いと思います。
実際わたしもホワイト500のなかから会社を選んだわけではなく、この方法でいまの会社を見つけ、転職に成功しているのです。
ホワイト企業を見つける手順
- 転職エージェントからホワイト企業を紹介してもらう
- その会社の情報を自分でも調べる
- 本当かどうか客観的にも裏をとる
転職サイトに登録
転職サイトに登録し、転職エージェントにぶっちゃけて聞いてみることからスタートするのが効率的です。
なにも情報がないなかから、「よーい、ドン」といわれてもどうしていいかわからないので、まずはとっかかりとして候補を集めていきます。
希望の業界がない限り、転職エージェントは大手のほうがおすすめで、業界の知識や、会社の情報量が多いため、たくさんの企業を紹介してくれるはずです。
転職エージェントは、最大手のリクルートエージェントと、2位の
dodaに登録しておけば間違いありません。
狙い目の業界
ちなみに転職エージェントに紹介してもらった企業のうち、もしインフラ系の会社や、メーカー、BtoB向けサービスなどの会社があれば狙い目です。
もちろん、他の業界にもホワイト企業はたくさんありますが、こういった参入障壁の高い業界は競争が少ないので、ホワイト企業である可能性が高くなります。
おすすめの業界
- インフラ系(ガス、水道、通信など)
- メーカー系(医療、化学、食品など)
- BtoBサービス(IT、商社、調査など)
四季報と決算書をチェック
転職エージェントに紹介してもらった企業のうち、少しでも興味のある会社があれば、会社四季報か決算書からこんなポイントをチェックしてください。
四季報のチェックポイント
- 離職率(3年以内):10%以下ならOK
- 平均勤続年数:10年以上ならOK
- 財務状況:黒字が続いていればOK
- 利益率:10%以上ならOK
もし、四季報を買うのはちょっとなあということであれば、企業HPのIRなどから決算書をチェックしましょう。
決算書のチェックポイント
- 財務状況:黒字が続いているか
- 利益率:10%以上ならOK
会社や事業によって背景が異なるので、あくまでも目安ですが、こんな基準をクリアできていたらOKでしょう。
もし内容に気になる点や不安な部分があれば、転職エージェントに聞いて、納得できる理由かどうかを確認していきます。
口コミサイトをチェック
ここまで調べたら、口コミサイトをチェックして、ホワイト企業かどうかを最終的に判断していきます。
口コミサイトでは実際に勤務している社員の声を聞けるので、メリット、デメリットともにリアルな話を聞けるでしょう。
ただし、匿名であることや、すでに退職している元社員の意見であることが多いため、情報の精度を高めるよう複数の口コミをチェックする必要があります。
おすすめの口コミサイト
- OpenWorK
- 転職会議
- 会社の評判
- キャリコネ
ここでも、もし気になる点や不安な口コミがあれば、転職エージェントに確認するようにしてください。
働いている社員に質問
そして、少し難易度はあがりますが、実際に働いてる社員に質問してみるという方法はかなりおすすめです。
大学のOBOGや、SNSで勤務先を公開している人にコンタクトできそうなら、恥ずかしがらずアポをとってみてください。
実のところわたしも、たまたま前職の先輩がいまの会社に転職していたので、アポをとって不安な部分を確認した経緯があります。
社員に質問するルート
- OBOGに聞いてみる
- SNSでコンタクトする
- 人事から紹介してもらう
会社の雰囲気もつかみやすく、入社してからのギャップを少なくできるので、社員に質問する機会は、想像以上にメリットが大きいと思います。
こういったことを行いながら、面接を受けたいと思うホワイト企業をなるべく多くストックしておいてください。
ホワイト企業に転職するには
候補のホワイト企業を見つけたあとは実際に転職面接を受け、内定を目指していくことになります。
ホワイト企業の採用倍率はとても高いとはいえ、ホワイト企業から内定を獲得するためのコツは明確にあると感じていて、それをステップ分けするとこうなります。
ホワイト企業から内定を獲得するステップ
- 企業理念を理解する
- 職務経歴書を修正する
- 面接のQA対策を行う
もちろん、エントリー1社目で内定までいけるかはわかりませんが、このステップを踏むことで確実に採用可能性はあがるので、複数社受けることで内定に近づくことでしょう。
企業理念を理解する
最重要ステップとして、まずは面接を受ける会社の企業理念や文化を徹底的に理解することです。
面接を受けるにあたり、企業理念は軽視されがちですが、ホワイト企業であればあるほど候補者が自社の理念や文化にマッチしているかを重要視する傾向があります。
なぜなら、個人実力主義の外資系企業と異なり、多くのメンバーと協業しながら、長く勤務して、将来的に会社幹部になってもらうことを前提に採用を考えているからです。
そのため、いかに優秀であっても、企業理念や文化とミスマッチして早期退職されてしまっては困るというわけです。
そのため会社HPに隅から隅まで目を通すことはもちろん、WEB媒体などで社長や幹部のインタビュー記事があれば読んでおき、転職エージェントにも企業文化を質問してみてください。
職務経歴書の修正
企業理念を理解したあとは、その会社が何を一番重要視しているかを見極めて、それを職務経歴書に落とし込んでいきます。
例えば、「お客様第一主義」であれば、そのエッセンスを職務経歴書のあらゆる部分に盛り込み、企業理念への共感力を高めることに努めるのです。
もちろん自分一人の力でできる人は少ないので、転職エージェントの力を借りながら添削してもらってください。
面接のQA対策
職務経歴書と同じ要領で、面接のQA対策も行っていきます。
転職エージェントは、その企業が過去の面接で聞いてきた質問リストをもっていたりするので、先に取得しておきましょう。
ここでも質問に対する答えは企業理念に沿う内容が望ましいわけですが、回答リストをエクセルなどで作成したあと、転職エージェントに一度チェックしてもらってから面接に臨んでください。
少し骨の折れる作業かもしれませんが、コツをおさえて愚直に実行すれば、誰でもホワイト企業から内定をもらえるのではないでしょうか。
ちなみにわたしは、転職エージェントのなかでdodaが一番細やかな対応をしてくれたと感じていて、実際dodaを使って転職を成功させました。
もし転職エージェントからのサポートを手厚く受けたい場合は、dodaの転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

ホワイト企業への転職まとめ
- 学歴関係なくホワイト企業に転職できる
- 働いている社員にコンタクトしてホワイト企業か見極める
- 企業理念を徹底的に理解して面接に臨むのが内定のコツ

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