こんにちは、ピース(@Peace__Blog)です。
アパレルの販売員って、一見華やかで人気がありますが、長く続けていくには正直シンドイ仕事です。
20代や30代前半のうちはいいかもしれませんが、立ち仕事で休みは少なく給料も低いので、転職を考える人も多くいると思います。
ではどこに転職したらよいか?という質問に対するわたしの答えは、「ファッションEC」となります。
わたしの職歴
- 1社目:百貨店で婦人服の販売
- 2社目:ファッションECのサイト構築
- 3社目:総合ECのMD(現在)
今回は、わたしの実体験をもとに、なぜアパレル販売員の転職先にファッションECがおすすめなのか説明していきます。
ECとは、Electronic Commerce(電子商取引)の略称で、簡単にいうとインターネット上での通信販売。いわゆるネットショップのことです。
- 今よりも給料を上げて、休みも増やしたい
- なぜファッションECが転職先におすすめなのか?
- ファッションECに転職しやすいサイトは?
なぜアパレル販売員から転職する必要があるのか
まず、なぜアパレル販売員から転職するべきなのか?ということをあらためて振り返ってみます。
これはわたしが百貨店から転職を決意した理由にも通じますが、年齢を重ねるうちに「ファッションが好きだから」という気持ち以外の要素も重要になってくるからです。
給料が安い
アパレル販売員の平均年収は330万といわれ、一般的なサラリーマンの平均年収である450万円より120万円も少ないことになります。

https://careergarden.jp/apparel-tenin/salary/
仕事を選ぶうえでお金がすべてではありませんが、家を買ったり、旅行に行ったり、子供の養育費を工面したりと、今後の人生を考えるとこれでは不安が残ります。
休みが少ない
休日数にしてもアパレル販売員の年間休日は105日という会社が多いですが、一般的なサラリーマンは120日程度なのでその差は年間15日、つまり1カ月に1日以上多く働くことになります。
さらにアパレル販売員の有給取得率はとても低い傾向ですから、これでは家族との時間や、友達と遊ぶ時間、趣味の時間なんかが確保できません。
ワークライフバランスが悪い
休日数に加え、早番遅番、土日出勤、年末年始のセールというように、不規則なシフト勤怠になりがちなので、生活リズムや休みのスケジュールが立てにくいのも難点です。
また、多くの店舗がギリギリの人数でシフトをまわしているので、突発的に休むことも難しくワークワイフバランスがよいとはいえません。
立ち仕事がツライ
若いうちは全然平気だと思いますが、30歳を過ぎて一日中立ちっぱなしの仕事を続けるのはかなりツライと思います。
自分のデスクがあれば座ることはもちろん、好きなときに飲み物を飲んだりとリフレッシュできるので、メリハリをつけながら働くことができます。
将来性がない
個人の意見ではありますが、残念ながらアパレル販売員には将来性がないと思っています。
一部の専門スキルをもった人材は別ですが、インターネット通販や、無人店舗などテクノロジー化がどんどん進むなか、今後販売員の需要が減っていくことは間違いないでしょう。
わたしが百貨店から転職した理由もそういったことを考えてのことでした。

なぜアパレル販売員からファッションECへの転職がおすすめなのか
では、なぜアパレル販売員からファッションECへの転職がおすすめなのか?というところですが、その理由は大きく5つあります。
ファッションECがおすすめの理由
- 給料が増える
- 休みが増える
- ファッションを続けられる
- チャレンジしやすい
- 職場に馴染みやすい
わたし自身の経験談も踏まえながら、1つずつ説明していきましょう。
給料が増える
苦戦を続けるリアル店舗とは正反対に、EC売上はどんどん成長を続けており、EC業界全体が儲かっています。

https://www.ryutsuu.biz/ec/l052113.html
なかでも、ファッション分野はECにおいて最大規模のマーケットです。

http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf
これだけファッションECが儲かっているうえに、リアル店舗に比べて家賃などの固定費が少なければ、給与水準が高くなるのは当たり前というわけです。
実際、2014年のデータですが転職サイト「doda」によると、これだけの年収差があります。
- アパレル販売員の平均年収:329万円
- アパレル全体の平均年収:390万円
- EC全体の平均年収:449万円
https://doda.jp/guide/heikin/2014/gyousyu/it/006.html
ちなみにわたし自身、百貨店からファッションECに転職したときと、退職したときの年収を比較すると200万円くらいあがっていました。
休みが増える
ECの会社は、店舗をもっていないので、基本的に土日祝、年末年始がお休みとなり、一般的なサラリーマンと同じく、カレンダー通りの休日数となります。
そのため、アパレル販売員のときよりも確実に休みの数が増え、ワークワイフバランスが安定します。
ちなみに、2018年のマイナビ調査では、アパレル販売員の平均年間休日106.3日に対し、情報通信業(ECが含まれると推測)は121.1日のため、年間15日も休みが多いことになります。

https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/70
さらに、ECは比較的新しい業界ということもあり、上司も含めみんな積極的に有給をとるので、有給を使いやすい環境であることも特徴です。
ファッションを続けられる
そしてもう1つ大きな理由は、好きなファッションの仕事も続けられるということです。
給料や、休みのために、ファッションの仕事をあきらめる人も多いと思いますが、ファッションECなら比較的よいバランスが保てると思います。
あと、私服勤務の会社が多いので、スーツを着る必要がなく、おしゃれをして働けるのもうれしいポイントですね。
チャレンジしやすい
意外かもしれませんが、アパレル販売員の経験を活かして、ファッションECの会社に転職するケースというのはとても多いです。
実際、わたしが2社目で働いていた大手アパレルECの会社であっても、前職がアパレル販売員(EC未経験)という社員はとても多かった印象です。
わたしも何回か採用面接に関わることがあったのですが、その理由は大きく3つだと思っています。
転職しやすい理由
- ファッションの知識がある
- コミュニケーション能力が高い
- そもそも採用数が多い
1つ目の理由として、ファッションECで働くうえでも、ファッション業界特有の用語や、季節ごとの商品の売れ方、商慣習なんかを知っていたほうが当然有利です。
2つ目の理由は、ECといっても社内の関係部署との連携や、取引先との交渉などオフラインの仕事はとても多いので、アパレル販売員の接客スキルは評価され、EC未経験であっても十分採用されます。
3つ目の理由は、ファッションECの成長に比例してそもそも求人数が多くなっているので、採用されるチャンスも多くなるというわけです。
職場に馴染みやすい
くわえて、いざ転職しても職場に馴染めず、結局すぐに辞めてしまったなんていう話を聞いたりしますが、アパレル販売員から転職する場合、そんなリスクも少ないんじゃないかと思います。
というのも、上司やまわりのメンバーも服好きが多く、ファッションの話が共通のコミュニケーションツールになるので、早い段階で職場に馴染む人が多い印象です。
共通の趣味、話題というのは人間関係を構築するうえでとても有効なので、新しい職場でのスタートダッシュに大きなアドバンテージとなるのではないでしょうか。
アパレル販売員からファッションECに転職しやすいサイトの選び方
では次に、アパレル販売員からファッションECに転職する際、どんな転職サイトを使ったらよいかというところですが、この3つの条件を満たしていることが大切です。
転職サイトを選ぶ条件
- 求人数が多いこと
- 企業の採用担当と信頼関係が強いこと
- キャリカウンセラーとの相性がよいこと
1つずつ説明していきましょう。
求人数が多いこと
求人数自体が多いことは絶対条件で、そもそも応募したい求人を取り扱っていないことには話になりません。
大手転職サイトは圧倒的に求人取扱い数が多いので、必ず登録しておくことをおすすめします。
企業の採用担当と信頼関係が強いこと
大手転職サイトの営業担当は、企業の採用担当とのパイプが強く採用方針や計画を話し合っているため、どの企業がどんな人材を求めているかという情報をもっています。
そのため、職務経歴書の書き方や、面接のアドバイスなど、その企業にあった対策をしてくれるので、面接突破の可能性が格段にあがるわけです。
キャリカウンセラーと相性がよいこと
はじめての転職や、ECという異業種に転職する場合はキャリカウンセラーとの面談は必須です。
転職のプロであるキャリカウンセラーに客観的なアドバイスをもらいながら、譲れない条件などをすり合わせておくことで転職の成功確率をあげることができるからです。
そのうえでメンターとなるキャリアカウンセラーとの相性はとても重要で、本音で話しやすいか?自分のことをわかってくれそうか?などを見極める必要があります。
ただし、こればかりは会ってみないことにはわからないので、実際に複数のキャリアカウンセラーに会ってみて、性格や相性の合う人を見つけるのが転職成功の秘訣といってもよいでしょう。
ファッションECへの転職におすすめの転職サイト
最後に、わたしがファッションECに転職するとき実際に登録したサイトや、使ってみた感想などからおすすめの転職サイトを紹介していきます。
それぞれ異なったファッションECの求人を扱っていますが、この3つに登録しておけば国内の求人はほぼ網羅されるので間違いありません。
ぜひ、それぞれのキャリアカウンセラーに一度会ってみて、自分と相性のよい人と転職活動を進めてみてください。
「doda」
「doda(デューダ)」は、業界2番手のパーソルキャリアが運営する大手転職サイトなので、求人数は申し分なく、会社規模、業種問わず幅広い求人をもっています。
個人的な感想としては、はじめての転職や、アパレル販売員からECなどの異業種転職なら、dodaが一番おすすめだと思います。
なぜならわたし自身、はじめての転職で不安が多いなか、内定をとる最後の最後までdodaのキャリアカウンセラーが一緒にゴールに向かって並走してくれたことが、転職成功の要因だったからです。
なにから転職活動をはじめたらいいの?どうやって職務経歴書を書いたらいいの?と悩む場合、dodaのキャリアカウンセラーならイチから優しく教えてくれるので、まずは相談してみるのが近道だと思います。
「doda」の特徴
- はじめての転職や異業種への転職におすすめ
- キャリアカウンセラーが親身になってくれる
- 内定まで手厚くサポートしてくれる

「クリーデンス」
「クリーデンス」は、doda同様、パーソルキャリアが運営するアパレル業界専門の転職サイトです。
dodaほどの求人数はありませんが、ファッションに特化しているので、dodaに掲載されていないファッションECの求人もけっこう多くあります。
また、dodaと同じ会社ということもあり親身なキャリアカウンセラーが多いのですが、ほとんどがファッション業界出身者という違いがあるため、より自分と近い目線でキャリアの相談にのってもらえるのが特徴です。
アパレル販売員からキャリアを築いている人も多いので、「クリーデンス」のキャリアカウンセラーは、面談するだけでも十分価値があると思います。
「クリーデンス」の特徴
- ファッションECの求人が多い
- 親身なキャリアカウンセラーが多い
- 自分と近い目線のアドバイスなので参考になる
「リクルートエージェント」
「リクルートエージェント」は、大手企業の求人が多く、求人数も日本最大と、業界最大手のため登録しておいて損はありません。
ただし、dodaやクリーデンスとはキャリアカウンセラーの雰囲気が異なり、ロジカルで少しサバサバした印象を受けます。
自立して転職活動を進められる人は、リクルートエージェントでOKだと思いますが、キャリアカウンセラーの期待に応えられないとサポートの量が減りそうな雰囲気もありました。
そのため、はじめての転職や、内定までしっかりとサポートされたい人は、リクルートエージェントで求人を見つけて、それをdodaのキャリアアドバイザーに探してもらうという使い方のほうがよいかもしれません。
「リクルートエージェント」の特徴
- 求人数が日本最大
- キャリアカウンセラーはサバサバしている
- 自分で転職活動を進められる人におすすめ
転職の相談
ちなみにわたし自身もココナラで転職相談をはじめてみました。
20~30代のビジネスマン向けに、EC企業への転職サポートを目的に、主にこれまでのキャリアの棚卸や、職務経歴書の添削、志望動機や自己PRの作り方のサポート、そのうえでおすすめの職種や会社のアドバイスを予定しています。
もっと詳しく転職しやすい職種が知りたい、キャリアアップや年収アップの方法を相談したい、正直何からはじめていいかわからないなど、色々な質問を受付しているので、よかったらチェックしてみてください。
EC(ネット通販)業界の転職支援や相談のります 未経験からECへの転職 / 転職しやすい優良企業や職種の紹介
アパレル販売員からの転職まとめ
- アパレル販売員からファッションECへは転職しやすい
- ファッションECに転職すると給料や休みが増える
- 転職相談は無料なので、まずはプロに相談してみる


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