こんにちは、ピース(@Peace__Blog)です。
わたしは大学時代、クロムハーツの正規代理店だったユナイテッドアローズでアルバイトをしていましたが、当時からクロムハーツのかっこよさに魅了され続けています。
そんなクロムハーツですが、とにかく高額ゆえ、中古店やフリマアプリで探す人も多いのではないでしょうか。
ただし、クロムハーツは偽物が多いことでも有名で、なかでもリング、ネックレスといったシルバーアクセは、鑑定のプロでも違いを見分けるのが困難なケースもあるので注意が必要です。
今回は、ユナイテッドアローズ時代の先輩から伝授されたクロムハーツの偽物の見分け方について、基本的なポイントを説明していこうと思います。
- クロムハーツの偽物の見分け方が知りたい
- 自分の持っているクロムハーツが偽物かどうか知りたい
- フリマアプリやオークションでクロムハーツを買って大丈夫?
クロムハーツ(CHROME HEARTS)とは
クロムハーツ(CHROME HEARTS)は、1988年にリチャード・スターク、ジョン・バウマン、レナード・カムホートの3人が創業したアメリカのアクセサリーブランドです。
当初はバイカー向けにレザーアイテムをつくっていましたが、付属のシルバー製ボタンやファスナーなどのデザインが人気となり、シルバーアイテムの製造がメインになっていきました。
その後、セックス・ピストルズなどのロックスターが身につけたことによって人気が爆発し、現在では「キング・オブ・シルバー」といわれるほど確固たる地位を築いています。

日本では、1991年にコム・デ・ギャルソン、翌年1992年にユナイテッドアローズでクロムハーツの取り扱いが始まりました。
さらに、ユナイテッドアローズは1999年からクロムハーツ社とライセンス契約を締結し、日本唯一の正規販売代理店となったのです。
しかし、クロムハーツとのライセンス契約は2016年で終了し、2024年までにクロムハーツ事業の権利をチャード・スタークが運営する「CH Holding Company」社に承継していく運びになっています。
クロムハーツは年代によって偽物の確率が違う
偽物の見分け方を説明する前に知っておくべき情報として、クロムハーツは製造された年代によって偽物かどうかの確率が変わります。
そもそもクロムハーツのアクセサリーには、必ず製造年の刻印が入っているので、アイテム毎につくられた時期を知ることができるのです。
製造時期は大きく3つに分かれ、年代によって偽物の流通量や、精巧さがまったく異なるため、目安として知っておく必要があるというわけです。
1期:1989~1993年製造のクロムハーツ
1期といわれる1989~1993年に製造されたクロムハーツは、大量生産される前でそもそも偽物が多くないため、かなり高い可能性で本物といえます。
1期製造のクロムハーツなら比較的安心して購入することができるということですね。
2期:1994~1999年製造のクロムハーツ
2期となる1994~1999年製造のクロムハーツは、アジアの工場で製造されはじめたことで流通量が多くなり、比例して偽物も多く出回り始めました。
ただし、2期製造のクロムハーツは、本物と偽物の違いが比較的はっきりわかるので、ポイントを注意してチェックすれば、偽物を回避することができるでしょう。
3期:2000年~製造のクロムハーツ
3期といわれる2000年以降に製造されたクロムハーツは、流通量の拡大にくわえ、どんどん偽物が精巧になっていったため、かなりやっかいです。
3期製造のクロムハーツは、正直プロでも真贋がかなり難しいといえます。
製造時期による偽物の可能性
- 1期(1989~1993年製造):偽物の可能性は低い
- 2期(1994~1999年製造):偽物の可能性もある(真贋は可能)
- 3期(2000年以降の製造):偽物の可能性が高い(真贋も困難)
クロムハーツの偽物の見分け方
では本題ですが、クロムハーツの偽物の見分け方を3つのポイントから説明していきます。
とはいえ、3期の偽物はかなりクオリティが高いので、あくまでも最低限の基本知識としてお読みいただけるとありがたいです。
ずっしりした重さがある
クロムハーツのシルバーアクセに使われる素材は、シルバー925(ステアリングシルバー)と呼ばれる純度92.5%の銀です。
銀には重厚な重さがあり、例えばわたしが持っているフローラルクロスリングだと1つ20g程度なので、持った時にずっしりします。

初期の偽物の場合、シルバーの純度が低いものが多いため、実際に重さを計測したり、持った感覚で偽物を判断できるわけです。
とはいえ、銀は1g=60円台で取引されるので、純度92.5%の偽物をつくることは容易く、重さで判断することは難しくなってきています。
刻印の入り方に特徴がある
クロムハーツはアイテムによって差があるので、あくまで目安ですが偽物と本物の刻印は違う場合が多いです。
本物の刻印の特徴
- 刻印が深く入っている
- 刻印の文字が細い
- 刻印がつぶれていない
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逆に、偽物の刻印は文字が薄くて、太く、つぶれていて読みにくいことが多いです。
しかし、3期以降に製造された偽物は、本物と同じ金型を使っていることが多く、この場合はもう刻印でも見分けがつきません。
付属品(インボイス)の有無
重さでも刻印でも精巧な偽物は判断できず、さらに年々偽物のレベルが上がっているとなると、もはや鑑定のプロでも見分けがつかないというのが正直なところです。
そこで、偽物を見分けるうえで最も重要なのが、こういった正規店購入時の付属品の有無になるのです。
クロムハーツの付属品例
- インボイスの原本
- レシート
- 外箱
- 革袋
- シルバーポリッシュ
- ショップバッグ

革袋はクロムハーツの刻印の入った重厚なもので、さすがクロムハーツといった感じですね。

特にインボイスは、国内のクロムハーツ直営店もしくはユナイテッドアローズの店舗で購入したギャランティ(証拠)であり、真贋の決め手となるため、付属品のなかでも最重要の位置づけです。


インボイスには購入店舗と日付、個人カードNO、氏名、購入アイテムが青色の文字で印字されています。


また、インボイスは修理補填確認書としても使用されるので、インボイスがなければ直営店で修理さえ受け付けてもらえません。
ちなみに、海外購入の並行輸入品には、海外店舗で発行される白黒のインボイスが付属されますが、これは偽造が簡単なため、日本国内のインボイスよりも信用度が低くなる傾向があります。

フリマアプリやオークションでは、インボイスのコピーを付属している場合もありますが、コピーでは量産できるためギャランティたる証拠の意味をなさず、正規店では修理も受け付けてもらえません。
以上のことから、クロムハーツにおいて本物か偽物かどうかの決め手は、「インボイスの原本があるかないか」のみで判断されるといっていいわけです。
リチャードスターク氏は「クロムハーツは正規店で購入した物しか本物と認めない」といっていますが、偽物でも本物同様の素材と金型でつくられ、インボイスの原本さえあれば、残念ながらマーケットにおいてそれはもう本物ということになります。
もしフリマアプリ、オークションや、rinkanなどの中古店で購入する場合は、とにもかくにもインボイスの原本が付属されているかどうか確認してみてください。
クロムハーツの偽物の見分け方まとめ
- クロムハーツは製造された年代によって偽物の確率を判断できる
- クロムハーツの真贋はインボイス原本の有無で決まるといっても過言ではない
- クロムハーツを中古で購入するときは、インボイス原本の有無確認はマスト
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