仕事ではブリーフィングの3WAYバッグ、普段はエルベシャプリエの946Cを愛用中ですが、小旅行やレジャーなどちょっと荷物が多いとき用のリュックを探して数か月。
普段荷物の少ないわたしでも、時折訪れる1泊2日くらいの旅行などに使えるリュックがなく、よいものはないかと考えていたわけです。
そこで、触手が伸びたのがグレゴリーのデイパックだったのですが、安心感ある見た目、裏切らない機能性、やはり餅は餅屋だなあと。

今回は、グレゴリー(GREGORY)デイパックのコーデや容量、おすすめの使い方、それにオールデイとの違いなんかをブログでレビューしていきます。
- グレゴリー デイパックを使ったコーデが見たい
- グレゴリー デイパックの容量は?どれくらい荷物が入る?
- デイパックとオールデイとの違いは?どっちがおすすめ?
グレゴリー(GREGORY)とは
グレゴリー(GREGORY)は、クライマーであったウェイン・グレゴリーが1977年にアメリカで創業したバックパックブランドです。
創業地のサンディエゴからカリフォルニアに拠点を移し、2017年に40周年を迎えた老舗メーカーですが、まさにアウトドアバッグの王道中の王道。
ちなみに、2015年に旧ロゴから現在のロゴに変わりましたが、個人的にはグレゴリーに憧れた高校生時代が懐かしい旧ロゴのほうが好きだったりします。
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グレゴリー(GREGORY)のデイパック(DAYPACK)
グレゴリーのなかでも創業時から展開するデイパック(DAYPACK)は、ブランドを象徴する定番のリュックです。
リュックといえば!という誰もが知る超ロングセラーのモデルですからね。
グレゴリー デイパックのスペック
- サイズ:40W×45.5H×16.5Dcm
- 容量:26L
- 重量:680g
- ポケット:3(外側1/内側2)
デイパックという名前の通り「1日分の荷物にちょうどいい」サイズであることが由来で、その使い勝手のよさからアウトドアからタウンユースまで手堅くこなします。
時代とともに機能面をアップデートしながらも、当時と変わらないクラシックなディテールは、いまなお多くの人を魅了し続け、もはやリュックの究極系というに相応しいのかもしれません。
グレゴリー(GREGORY)デイパックのレビュー
さて、では手持ちのグレゴリー(GREGORY)デイパックを使って、デザインや仕様をレビューしていきます。
お馴染みのクラシックなデザイン
まずはティアドロップ型のフォルムに、茶色いレザーハンドルというブランドを象徴するデザインに触れておきたいところ。
デイパックのレビュー(ティアドロップ型フォルムとレザーハンドル).jpg)
わたしの場合、数あるデイパックのなかからグレゴリーを選んだ最大の理由がコレなわけですが、この40年以上も変わらない普遍的なデザインはオリジナルであればこそのオーラを感じます。
高強度ナイロンのボディ
デイパックのブラックカラーのボディには、420デニールパッククロスナイロンが採用されますが、耐久性、耐摩耗性に優れたグレゴリー定番の素材です。
表面には耐水性強化のためにポリウレタンコーティングがされており、タウンユースであれば必要十分なタフさが備わっています。
デイパックのレビュー(高強度ナイロンのボディ).jpg)
HDナイロンに比べて表面に凹凸が少なく、ギラギラしすぎないクラシックな風合いの生地感も個人的には好みです。
YKK社の大きめ10番ジップ
こちらもグレゴリーのアイコニックなパーツで、メインコンパートメントにはYKK社の大きめ10番ジップが採用されています。
デイパックのレビュー(YKK社の大きめ10番ジップ).jpg)
ジップが大きめということは、エレメント(レールの部分)も大きくなるわけですが、このお陰で開け閉めに一切の不安定さがなく、滑らかなのでストレスがありません。
デイパックのレビュー(ジップの開閉に安定感).jpg)
分厚いショルダーストラップ
ショルダーストラップの内側にはクッション性に優れたEVA素材が内蔵されています。
デイパックのレビュー(分厚いショルダーストラップ).jpg)
その分、厚いストラップになっていますが、長時間背負うと肩への負担が確実に軽減されるのを実感できるんです。
背負いやすいフィッティング
背面のクッション部分は、中央からV字に折れるようになっているため、背骨に沿うようなフィット感で、密着度の高い設計になっています。
デイパックのレビュー(背中のクッション).jpg)
さらに、デイパックは下部に備わるウイングという羽根のような連結パーツによって、背負ったときに左右からも体を覆うので、よりリュックと体に隙間がなくなり、疲れにくくなるわけです。
デイパックのレビュー(ウイングによる密着感).jpg)
グレゴリー(GREGORY)デイパックの容量(26L)
次に、グレゴリー(GREGORY)デイパックの容量についてレビューしていきましょう。
グレゴリー デイパックの容量
- サイズ:40W×45.5H×16.5Dcm
- 容量:26L
- ポケット:3(外側1/内側2)
26Lといってもピンとこないかもしれませんが、普段使いにはもちろん、1泊2日程度の荷物に適した大きさです。
また、細々した収納は少ないですが、個人的には無駄にゴチャゴチャせず必要十分という感じで、むしろ使いやすいという感想です。
実際にメインコンパートメントと、各ポケットの収納力をチェックすべく、わたしの1泊2日の荷物を収納してみます。
デイパック(26L)にどれくらい荷物が入るか.jpg)
1泊2日の荷物
- ノートPC+充電ケーブル
- 衣類(軽量アウター、Tシャツ、靴下、下着)
- 本2冊
- ケア用品(歯ブラシ、化粧水、スタリング剤、マスク)
- 財布
- キーケース
- スマホ+充電ケーブル
- 水筒
メインコンパートメント
デイパックの容量(26L)メインコンパートメント.jpg)
デイパックのメインコンパートメントのジップは本体側面の下までガバッと開く、荷造りがしやすいスーツケース的な仕様です。
わたしはここに、ノートPC+充電ケーブル、衣類、本2冊、ケア用品を収納していますが、さすがにこれだけ入るとけっこうパンパンになりますね。
デイパックの容量(26L)ノートPC.jpg)
デイパックの容量(26L)衣類と本.jpg)
デイパックの容量(26L)ケア用品.jpg)
ちなみに、ケア用品は中で散らばらないようにブリーフィングのポーチでひとまとめにしているのですが、本当に汎用性が高いので重宝しています。
デイパックの容量(26L)ポーチをバッグインバッグ.jpg)

内側背面ポケット
デイパックの容量(26L)PCケース.jpg)
メインコンパートメント内の背面ポケットは、PC収納スペースになっており、手持ちの14インチのPC(W 323.1×H 234.8×D 18.95mm)でも問題なく入りますが、それ以上のサイズは難しそうです。
デイパックの容量(26L)15インチPC.jpg)
デイパックの容量(26L)15インチPC収納.jpg)
ちなみに会社の12インチPC(W 283.5×H 203.8×W 5.3mm)であれば、こんな感じで余裕をもってすっぽり入ります。
デイパックの容量(26L)12インチPC.jpg)
デイパックの容量(26L)12インチPC収納.jpg)
ただし、クッション機能がないので、結局わたしはPCケースに入れてメインコンパートメントにしまっており、内側の背面ポケットは使っていません。
内側正面ポケット
デイパックの容量(26L)メッシュポケット.jpg)
内側正面の上部には、ジップ付きのメッシュポケットがついており、小物や、ガジェット類の収納にぴったりです。
ここにもレザーハンドルが採用され、中にはキーフックまでついています。
デイパックの容量(26L)メッシュポケット内キーホルダー.jpg)
メッシュポケット内には、財布、キーケース、スマホ+充電ケーブルなど細かなものを入れていますが、中身が見えるので使いやすく、かなり重宝するポケットです。
デイパックの容量(26L)携帯とガジェット.jpg)
外側フロントポケット
デイパックの容量(26L)フロントポケット.jpg)
外側のフロントポケットは、入口は少し狭めですが、その分深さがあるため、ペットボトルや折り畳み傘など長めのものの収納に適しています。
わたしはこんな感じで水筒を収納しています。
デイパックの容量(26L)水筒かペットボトル.jpg)
ただし、フロントポケットにはマチがないので、かさばるものを入れると窮屈になりやすいところが弱点でしょうか。
以上、これらすべてを収納したあとのデイパックですが、ほとんど満タン状態になりました。
デイパックの容量(26L)パンパン限界収納.jpg)
普段はもう少し荷物が少ないので、もっと余裕がありますが、デイパックにはだいたいこれくらいの荷物までなら入るという参考になれば幸いです。
そのほか、プラスで収納力や仕分け機能が必要な場合は、別売りのパデッドケースやバッグインバッグを追加で装備することも可能です。
グレゴリー(GREGORY)デイパックの使い方
これらを踏まえて、グレゴリーのデイパックがどんな使い方に向いているか?おすすめの利用シーンについて考えてみます。
結論からいうと、個人的には、タウンユースは○、アウトドアは△、ビジネスは×という評価になるため、それぞれ理由を説明していきます。
タウンユース
わたし自身、もっぱらタウンユースで使っていますが、やっぱりこれが一番おすすめだと思います。
そもそもデイパックという名前の通り、カジュアルな日常使いに適したサイズとスペック、それに645gと軽量なのも使い勝手がいいです。
もしストラップがゴチャゴチャして気になるということであれば、チェストストラップはボタンで簡単に取り外し可能、ウエストベルトも内部に収納できるので、見た目をスッキリさせることもできます。
デイパックのチェストストラップの使い方-1.jpg)
デイパックのウエストベルトの使い方(収納方法)-1.jpg)
デイパックの使い方(すっきり収納方法).jpg)
ちなみにわたしは、チェストベルトもウエストベルトもそのまま使っていますが、長くて少しわずらわしいウエストベルトだけ、下部のポールループに通して長さを調整する使い方が気に入っています。
デイパック-ウエストベルトの使い方.jpg)
デイパックのウエストベルトの使い方-1.jpg)
実際に背負ってみると、ウエストベルトはこんな感じの見た目になります。
デイパックのウエストベルトの使い方(参考例).jpg)
アウトドア
もちろんグレゴリーのリュックなので、アウトドアにも対応しています。
底面部分は500デニールコーデュラナイロンの別布で補強され、トレッキングポール用のストラップなどが標準装備されています。
デイパックの使い方(底面は500デニールコーデュラナイロン).jpg)
デイパックの使い方(トレッキング用のストラップ).jpg)
また、8リングアタッチメント経由で別売りのシングルポケットや2WAYポケットを取り付ければ、アウトドリュックに必要な収納力をプラスすることも可能です。
デイパックの使い方(8リングアタッチメント).jpg)
ただし、ガチなアウトドアリュックではないので、基本の収納力は決して高くなく、耐水性もやや物足りないので、ハイキング程度に留めておくのが無難でしょう。
ビジネス
逆に、デイパックはビジネスとしては向かないので、仕事用のリュックにするには注意が必要です。
カジュアルなティアドロップ型や、アイコニックなジップとレサーハンドルがビジネスではかえって悪目立ちします。
機能面でもPC収納スペースにクッション性能がないことや、ポケットの少なさから書類の整理などに向かない点も弱点になりかねません。
もしビジネス利用のリュックを探すなら、こちらをチェックしてみてください。

グレゴリー(GREGORY)のデイパックとオールデイは、どっちがおすすめ?
また、デイパックを検討するときに、よく一緒に比較される同じグレゴリーのオールデイ(ALL DAY)というモデルがあります。
オールデイには「1日の荷物を効率よく収納できる」という意味が込められていますが、結局どっちがおすすめか、サイズ、容量、重さ、デザインなどから比較してみます。
デイパック | オールデイ | |
---|---|---|
サイズ | 40W×45.5H×16.5D cm | 27W×47.5H×17D cm |
容量 | 26L | 24L |
重量 | 645g | 825g |
ポケット | 3(外側1/内側2) | 3(外側1/内側2)+サイドポケット2 |
まずは大きさですが、容量はそこまで変わらないものの、デイパックに比べて、オールデイは見た目的にワンサイズ小さく、特に横幅はスリムです。
のデイパックとオールデイは、どっちがおすすめ?正面デザイン.jpg)
そのため、デイパックはクラシックなフォルムに対し、オールデイは少しシャープというかシティな雰囲気になります。
機能面でいうと、デイパックは必要最低限という感じですが、オールデイはフロントの右側に縦開きのジップ式オーガナイザーポケット+両サイドにはペットボトルなどの収納に使えるポケットがプラスされています。
のデイパックとオールデイは、どっちがおすすめ?(フロントポケットとサイドポケット).jpg)
また、オールデイの特徴的なデザインとして、サイドに4本のコンプレッションストラップがついているので、この分重さは825gとけっこう重くなります。
コンプレッションストラップや、ポケットの多さからトレイル、ロードバイクなどの利用ではオールデイがよいと思うのですが、一方でオールデイにはウイングがついていない点は気になります。
のデイパックとオールデイは、どっちがおすすめ?(ウイングの有無).jpg)
こういったことから、重さや背負い心地ではデイパックが優勢のため、やはり日常使いではデイパックに軍配があがるのではないでしょうか。
また、オールデイのほうが横幅がスリムでスッキリ見えるとはいえ、いずれにせよビジネスでは使いにくい見た目のため、スポーティな用途でない限りはデイパックを選んでおくほうが無難と判断します。
もちろん最終的には好みの問題ですが、個人的にはもしスポーツリュックを買うとしても、それならわざわざグレゴリーじゃなくていいかなあという感想です。
グレゴリー(GREGORY)デイパックのコーデ
タウンユースで使いやすいグレゴリーのデイパックですが、アウトドアブランドという性質上、ドレススタイルとの相性はよくないので、革靴よりもスニーカーやサンダルであわせるのがベターかなあと思います。
参考までにデイパックを背負ったときのカジュアルコーデも紹介しておきます。
デイパックとブラックデニムのコーデ
デイパック-Tシャツのコーデ.jpg)
デイパックとショーツのコーデ
デイパック-ショートパンツのコーデ.jpg)
デイパックとチノパンのコーデ
デイパック-Tシャツのチノパンコーデ.jpg)
デイパックとステンカラーコートのコーデ
デイパック-ステンカラーコートのコーデ.jpg)
デイパックとカーゴパンツのコーデ
デイパック-カーゴパンツのコーデ.jpg)
グレゴリー(GREGORY)デイパック 偽物の見分け方
最後に、グレゴリーは高額なので、古くから偽物が出回っていることでも有名です。
ここでは念のためデイパック以外にも共通するグレゴリーの偽物の見分け方について触れておきます。
グレゴリー 偽物の見分け方
- タグがおかしい(字体が粗い、サイズが大きい、周りのステッチが粗い)
- ジップにYKKの刻印がない(グレゴリーという刻印があると偽物)
- ジップのレザーハンドルが薄くてペラペラ
- ショルダーストラップが薄くてペラペラ
- アタッチメント用の8リング金具が一定の幅である
なかでもよくあるのが、アタッチメント用の8リング金具が偽物は一定幅ですが、本物はこんな感じで上下が少し幅広で楕円のような形状をしています。
デイパック-偽物の見分け方(8字リング).jpg)
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グレゴリー(GREGORY)デイパックのレビューまとめ
- グレゴリーのデイパックは1泊2日までの荷物量に最適
- 普段使いなら、デイパックよりもオールデイがおすすめ
- 偽物が多いので、ネットオークションでの購入は要注意
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