秋冬に履きたくなるスエードチャッカブーツですが、やはりクロケット&ジョーンズの「チャートシー(CHERTSEY)」ははずせません。
チャートシーは50年にわたって多くの人に愛され、クロケット&ジョーンズのチャッカブーツのなかでも定番中の定番です。

今回は、クロケット&ジョーンズ「チャートシー」が愛される理由や、サイズ感、コーデなどをレビューしていきたいと思います。
- クロケット&ジョーンズ「チャートシー」って他のチャッカブーツと何が違うの?
- クロケット&ジョーンズ「チャートシー」のサイズ感が知りたい
- クロケット&ジョーンズ「チャートシー」のコーデが見たい
「クロケット&ジョーンズ(CROCKETT&JONES)」とは
クロケット&ジョーンズは、1879年にジェームス・クロケットとチャールズ・ジョーンズによって創業されたイギリスはノーサンプトンの老舗靴メーカーです。
もともとジョンロブなどの高級靴を手がける技術力の高いOEMメーカーで、所有するラストのバリエーションが世界最多といわれています。
自社工場では、職人の伝統的な技術と機械技術をうまく使い分けながら、高品質かつ価格を抑えた本格靴がつくられており、イギリス国内はもちろん、世界での評価も高いです。
日本でもビームスやトゥモローランドなどのショップが別注モデルを依頼するほど人気ですが、それにあわせて新しいラストをつくるなどトレンドに柔軟であることもトップランナーであり続ける秘訣ではないでしょうか。
「クロケット&ジョーンズ」チャッカブーツの種類と特徴

クロケット&ジョーンズのチャッカブーツは、ドレスチャッカといわれるほどキレイなシルエットが特徴です。
まずはクロケット&ジョーンズのチャッカブーツの代表モデル4つと、それぞれの特徴や違いを紹介していきます。
チャートシー(CHERTSEY)
クロケット&ジョーンズのチャッカブーツといえば「チャートシー」といわれるほどの定番モデルです。
2アイレットのシンプルなレースアップに、224ラストを採用した丸みのあるラウンドトゥが特徴です。
カジュアルすぎず、ドレスすぎないので、スーツはもちろん、ジャケパン、デニムスタイルなどカジュアルにも合わせやすい汎用性の高い一足です。
チャッカ(CHUKKA)
「チャッカ」は、チャートシーと並びクロケット&ジョーンズのチャッカブーツのなかで人気を二分するモデルです。
チャートシーに比べて、少しだけトウがシャープになっていますが、これはラスト200が採用されているからです。
スーツや、ジャケパンなどドレススタイル向きのチャッカブーツです。
チルターン(CHILTERN)
「チルターン」は、チャートシーと同じ224ラストですが、3アイレットなのでチャートシーよりも少しカジュアルな雰囲気になります。
ラウンドトゥ、ショートノーズ、3アイレットという特徴をもつので、クロケット&ジョーンズのチャッカブーツのなかでもかなりカジュアルよりなモデルです。
ジャケパンスタイルにくわえ、デニム、カーゴ、チノパンツなど比較的ラフなスタイリングにおすすめです。
テットベリー(TETBURY)
クロケット&ジョーンズのチャッカブーツのなかで、最もドレッシーなモデルが「テットベリー」です。
348ラストという、イタリア靴に近いシェイプの利いたロングノーズデザインなので、スタイリッシュな雰囲気が漂います。
細身のパンツや、モードスタイルなどドレッシーなコーディネートに合わせるのが正解のモデルです。
「クロケット&ジョーンズ」チャッカブーツの種類と特徴
- チャートシー(CHERTSEY):ON/OFF兼用の万能モデル
- チャッカ(CHUKKA):スーツやジャケパン向きのドレスモデル
- チルターン(CHILTERN):チノパンやカーゴなどと好相性なカジュアルモデル
- テットベリー(TETBURY):モードなスーツに相性の良いイタリアンモデル
クロケット&ジョーンズ「チャートシー」のレビュー
では、クロケット&ジョーンズ「チャートシー」のデザインやディテールをレビューしていきます。
ラスト「224」のクラシック感
224ラストは、長すぎないノーズにやわらかい丸みを帯びたラウンドトゥが特徴です。

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このショートノーズとラウンドトゥこそチャートシーが人気であり続ける理由であり、肩の力を抜いて履けるドレスチャッカたる所以です。
ドレッシーなディテール
とはいえ、ラウンドトゥやショートノーズだとカジュアル要素が強くなりがちですが、そのバランスを保つ秘密が随所に散りばめられています。
張り出しを抑えたコバ
コバは張り出しを抑えたスマートなつくりになっていて、ドレス感を損ないません。
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2アイレットのシューホール
シューホールは2アイレットで、カジュアルさを感じさせない無駄のないシンプルなつくりです。
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コンパクトなヒールカップ
ヒールカップは小さめに設計されており、後ろ姿もスッキリした上品な印象です。
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コバやシューホールのデザイン、小ぶりなヒールカップのおかげで、全体の印象としてドレスとカジュアルがちょうどよい塩梅のクラシックシューズになっているわけです。
イギリス製の上質なスエード
チャートシーのアッパーには、きめが細かくソフトな質感のイギリス老舗タンナーのカウハイドスエードが採用されています。
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柔らかい素材なので、はじめて履きおろす日でもじゅうぶんに足馴染みのよさを感じられるのではないでしょうか。
柔らかいライニング
ライニングには、なめらかなカーフスキンを使用しており、足当たりが柔らかくスムーズに足入れできます。
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もちろん足馴染みがよいので、革靴にありがちな靴ずれなどのトラブルを起こすことも少ないと思います。
グッドイヤーウェルト製法
チャートシーは高級紳士靴の代名詞とも呼べるグッドイヤーウェルト製法でつくられています。
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グッドイヤーウェルト製法は高価ですが、耐久性が高く、雨に強く、オールソール修理も可能なので、長く履けるというのがうれしいポイントです。
クロケット&ジョーンズ「チャートシー」のサイズ感
チャートシーは、Eウィズですが、甲が低くボールジョイントのフィット感が強いと感じます。
そのため、足のサイズが24.5~25cmのわたしの場合、同じクロケット&ジョーンズの「WESTFIELD」は5.5Eですが、「チャートシー」は6Eを履いてジャストです。
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ちなみに、チャートシーの6Eはアウトソールの実寸で、縦27.8cm、横10.5cmというサイズになっており、身長172cmのわたしが履くとこんな感じなので、見え感としてもちょうどよいのではないしょうか。
正面からのサイズ感
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横からのサイズ感
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後ろからのサイズ感
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クロケット&ジョーンズ「チャートシー」のコーデ
チャートシーは、クロケット&ジョーンズの全モデルのなかで一番汎用性が高いといっても過言ではありません。
スーツもOK、ジャケパンもOK、デニム、チノパン、カーゴパンツといったカジュアルパンツにもハマるというシューズはそうそうないと思います。
そんなチャートシーを手持ちのアイテムとコーデしてみたので、参考までに紹介していきます。
チャートシー×スーツコーデ
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チャートシー×ジャケパンコーデ
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チャートシー×デニムコーデ
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チャートシー×カーゴパンツコーデ
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クロケット&ジョーンズ「チャートシー」のお手入れ方法
比較的メンテナンスが簡単なスエードシューズとはいえ、定期的にお手入れをしないと靴の寿命は半減します。
そこで、スエードシューズのメンテナンス方法を4つの工程に分けて説明します。
スエードシューズの4つのメンテナンス工程
- シューツリーを入れて保管
- 豚毛ブラシでゴミをとる
- ワイヤーブラシで毛並みを整える
- 防水スプレーで保護する
スエード素材は柔らかいため、日頃からシューツリーを入れておく必要があります。
カーフ素材の靴よりもアッパーの反り返りが強いので、シワを伸ばしてかたちを整えるシューツリーはマストといえます。
わたしの場合、チャートシー本来のかたちを維持するためにクロケット&ジョーンズの純正シューツリーを入れています。
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スエードは起毛素材のため、ゴミやチリがつきやすく、汚れもたまります。
そのため、コシの強い豚の毛を使ったブラシで、なかにたまったゴミや汚れを定期的に掻き出す必要があるのです。
シューツリーをいれたまま、しっかりゴシゴシと掻き出すイメージで作業します。
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豚毛ブラシでゴミを掻き出したあとは、ワイヤーのついたブラシで優しくブラッシングします。
ワイヤーブラシで再度ブラッシングする理由は、経年劣化で寝てしまった毛先を起こして、毛並みの方向を整える役割があるからです。
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スエードは丈夫な素材ではあるものの水が染み込みやすく、シミの原因になるため、防水スプレーは忘れないようにしましょう。
防水スプレーは30cm程度はなして全体にうすくまんべんなくかけておき、月1回程度を目安とすることをおすすめします。
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「クロケット&ジョーンズ」チャッカブーツ「チャートシー」のレビューまとめ
- チャートシーは、クロケット&ジョーンズのチャッカブーツのなかで一番の万能モデル
- 親しみやすいラウンドトゥだけど、コバやシューレースがドレス仕様だからバランスがとれている
- チャートシーは甲が低いので、ハーフサイズアップして履くのがおすすめ



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